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第66回 第44回東京モーターショー短評
2015.11.27

今回で44回目となる東京モーターショーだが、1991年に200万人を超えた入場者数(ただし開催日数が15日間)は、第41回目には61万人(13日間)まで低迷、その後42回(10日間)は84万人、43回(10日間)は90万人と回復の兆しをみせたが、今回(11日間)は81万人と再び低下した。今回のテーマは「きっと、あなたのココロが走り出す」だが、私のココロを走り出させてくれたクルマは非常に限られ、果たしてどのくらいの人のココロが走り出したかも大いに疑問だ。今回はロスや広州のモーターショーなどとの日程上のバッテイングはなく、プレスデーの外国人記者数は前回に比べかなり多かったが、複数の外国人記者の「このようなショーは一日で十分」というコメントにも表れているように全体としてまだまだ改善の余地のあるモーターショーということが出来る。以下は国内メーカー各社ブース(アルファベット順)の短評だ。

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DAIHATSU
"明日の「できる」をダイハツと"をテーマに、新ジャンルスペース系商用車「テンポ」(上から2枚目の写真)、超低床フロアによる乗り降り段差ゼロと大開口のドアを備えた「ノリオリ」(上から3枚目)、デザインとスペースを融合した「ヒナタ」などの将来の暮らしをテーマにしたコンセプトカーに加えて「ディーベース」(上から4枚目、5枚目)という次世代のベーシックの提案などが、木目をテーマにした明るく有機的なブースに展示されていた。軽自動車における明日の生活に対する提案にはそれなりの共感は出来るが、むしろ私の心をとらえたのは「ディーベース」の細部にわたるデザイン要素で、全般的に停滞している軽自動車のデザインに、新鮮な風を吹き込むことが期待できるデザインだと感じた。

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HONDA
"想いを超えろ(人々の願いや期待、過去の自分たちを超えるモノをつくっていく)"をメインテーマに、単独ブランドとしては2輪も含めて最も広い展示スペースだったが、「NSX」、「クラリティー」、「シャトル」、「オデッセイ」などを含めて、正直言って私の「ココロが走り出す」クルマはなかった。「NSX」の性能にはかなりな期待がもてそうだが、デザインにはココロが走り出さず、一般の人たちが入手可能な価格帯でないことも明らかだ。むしろEVカブや、e500というバッテリーインバーターの方に興味が引かれてしまったのは私だけだろうか? 「大きな転換が求められているホンダ」をいみじくも暗示しているホンダの展示だったように思う。

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MAZDA
"走る歓びの未来を拓く"がメインテーマの今回のマツダの展示は、「RX-Vision」というロータリーエンジン(RE)搭載コンセプトカー(上から2枚目、3枚目の写真)、フランクフルトショーでも人気を博した「KOERU」(上から4枚目)などを中心に、今回のショーの中で最も私のココロが走り出す展示だった。ブースのデザインも最新のショールーム同様、質感が高く好感が持てた。ただし一般公開日には多くの人が取り囲んでおり、「RX-Vision」を見ることはほとんど不可能だったのは残念で、ブースデザインの在り方には再考が必要だ。「RX-Vision」は、大変好感のもてるデザインだし、REを絶対にやめないという決意も評価したいが、REのコンパクトさを最大限生かしたパッケージングとは言えないのが残念だ。一方で「KOERU」は、非常に魅力的なクロスオーバーで、SKYACTIV-DとMTを搭載すれば、「新しいスポーツカー」と言えそうだ。一日も早い商品化を期待したい。

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MITSUBISHI
"SUVと電気の力で、一歩先を"がメインテーマの三菱は、あたかも三菱がSUV&電動専門メーカーではないかと思わせるほど、「アウトランダーPHEV」ならびに電動のコンパクトSUV「eXコンセプト」に焦点を当てた展示だった(上から3枚目、4枚目、5枚目の写真)。フランクフルトモーターショー同様、ここまでSUVに特化した商品展開で果たして今後三菱の販売を支えてゆけるのかがちょっと心配だ。次世代EVシステムを採用した「eXコンセプト」のデザインは、切れ上がったヘッドライト周りやスタイリッシュなリア周りなどなかなか魅力的だし、航続距離も400kmと長く、ツインモーターによる4WDなど、商品化されればそれなりのインパクトはありそうだが、トヨタの「C-HRコンセプト」、日産の「グリップスコンセプト」とイメージ的にも、サイズ的にも非常に近似しているのが気になった。

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NISSAN
"技術の日産が人生を面白くする"を標榜した今回の日産の展示のメインテーマは、20万台のEV販売実績のあるメーカー故か、EVと自動運転にあった。日産の自動運転のコンセプト、「クルマに運転の全てをゆだねるのではなく、クルマと人の関係を進化させることにある」は共感できるポイントだ。手動、自動のドライブモードを備えた「IDSコンセプト」(上から4枚目の写真)を出展、日本が自動運転導入の最初のマーケットとなるようだ。ガソリンエンジンで発電するシリーズ・ハイブリッドEVシステム搭載の次世代クロスオーバー「ニッサングリップス コンセプト」(上から2枚目、3枚目)も展示されていたが、前述のように三菱の「eXコンセプト」やトヨタの「C-HRコンセプト」にあまりにも近似しているのが気になった。一方で日産の目指したいスーパースポーツなのだろうか、プレイステーションむけの「ニッサンコンセプト2020ビジョングランツーリスモ」(上から5枚目)のフルスケールモデルが展示されていたが、私のココロは全く走り出さなかった。

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SUBARU
"New SUBARU Story(安心と愉しさ)"がテーマのスバルブースには、スバルが目指すブランドの未来像として、アイサイトの更なる進化に基づいた自動運転技術と、ダウンサイジングターボと次世代ハブリッドを組み合わせて採用した「SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT」(上から2枚目、3枚目の写真)が展示されていた。次期フォレスターなのだろうが、「ニッサングリップス コンセプト」同様、センターピラーのないボディー構造でSUVとしての機能を満足できるのか心配だ。スバルがこのモデルで提案しているマウンテンバイクのバンパー後方への搭載(アメリカでは違法ではない)が、日本でも合法化となるように是非動いてほしい。スバルの展示で、むしろ私の「ココロが走り出した」のは「インプレッサ5ドアコンセプト」(上から4枚目、5枚目)だった。ダイナミックで躍動感のあるデザインと、実用性を合わせもつ魅力的なクルマで、早期の商品化を期待したい。

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SUZUKI
2020年に創業100年を迎えるスズキの今回のテーマは"次の100年"だったが、正直言ってこのテーマにマッチする提案はなかった。新感覚の軽トラック「マイティデッキ」(上から2枚目の写真)、駐車時の楽しみを増やすことをテーマにした3列シートのミニバン「エアートライサー」(上から3枚目)には余りユーザーイメージがわいてこなかった。それよりもコンパクトクロスオーバー「イグニス」(上から4枚目)の方が良かった。このようなサイズのクロスオーバーはこれまでになく、ややもすると、実用一本になりがちなコンパクトカーに遊び心を加えることが出来るからだ。ただし、もう一歩踏み込んでクロスオーバーらしさをつくりこんで欲しい。「イグニストレイルコンセプト」がそれだと言われそうだが、私の思いとは一致しない。新型エスクード(上から5枚目)もなかなか魅力的で、進化した4WDのオールグリップ制御も是非雪道などで評価してみたい。

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TOYOTA(LEXUS)
今年のトヨタのプレスブリーフィングは面白かった。豊田章男社長のスピーチの一部をご紹介すると、「WHAT WOWS YOU?(あなたの心を動かすものは何ですか?)が、今年の東京モーターショーのトヨタのキーワード。100年前まで1500万頭の馬がいたが、その後20年でほぼ全ての馬がクルマに変わった。馬よりクルマの方が楽しかったからだと言われている。80年前にトヨタはクルマづくりに着手、今や全世界がお客様だ。自分たちの手で世界中にWOWをお届けしたい。今回のモーターショーのトヨタの展示車に共通するのは、「もっといいクルマをつくりたい」で、自分たちの考えるWOWを形にしたものだ。ハイブリッドも燃料電池もかつては非常識だったが、非常識が常識となって居心地がよくなっても、そこから抜け出すことが大切だ。0打数、0安打では何もできない。ヒットを打てるかどうか分からなくてもバッターボックスに立たねばWOWは起きない。それを教えてくれたのがICHIRO選手だ。」としてICHIRO選手を紹介し、彼にフィロソフィーを語ってもらうという内容だった。この豊田章男社長の思いには大いに共感を持った。何故ならばWOWのないクルマづくりを続けたのでは、日本の自動車産業が世界をリードし続けることはできないと思うからだ。

しかしトヨタの展示ブースと、そこに並べられたクルマから私がWOWを感じることが出来たかというと、そのギャップはあまりにも大きいと言わざるを得ない。まずは「S-FR」というライトウェイトスポーツ(上から2枚目の写真)だ。量産計画が消えたといううわさも流れているが、そのデザインは全く私のWOWとは縁遠いもので、出展することの意義すら理解できない。「KIKAI」(上から3枚目)も全く同じで、少なくとも私の目には機械の美しさや、あたたかさなどを感じさせてくれるものではなかった。ケーターハムスーパー7の方がよほど機械の美しさを感じる。トヨタ関連で若干なりともWOWを感じたのは、「C-HRコンセプト」(上から4枚目)と、レクサスの次世代フラッグシップサルーン「LF-FC」(上から5枚目)だった。前述の豊田社長の思いが一日も早くトヨタのあらゆるレベルの人たちに深く浸透し、世界の人たちにWOWを与えてくれる商品群で満たされることを期待したい。

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YAMAHA
以上述べてきたように今回の東京モーターショーは、一部の展示、車両を除き、ココロが走り出すものが大変少なかったが、その中で是非実現してほしいと思ったクルマの一台がヤマハの2シーターのコンセプトカーだ。リア周りのデザインなどやりすぎのところもあるが、なかなか魅力的な造形で、目標重量も750kgと非常に軽い。ホンダのNSXや日産のグランツーリスモなどよりも、このようなライトウェイトスポーツの方が多くの人のココロが走りだし、日本市場に新風をふかせることになることは間違いない。今回のモーターショー展示車の中で是非実現してほしいクルマの一台だ。

セカンドオピニオン
今回は、セカンドオピニオンとしてクルマ好きの大学生と、自動車メーカーのエンジニアの方からご意見をいただいたので、私のコメントも含めて以下ご紹介したい。

クルマ好きの大学生M君
今年のモーターショーは私にとって三回目だった。人ごみの中、「近くに行って車を見よう」と思わせる車は一握りしかなく、先月ミッレミリアで走っていた車の方が魅力的で、むしろ部品会社での時間の方が有意義に感じた。なぜなら、開発者たちが、私の知らない製品への質問に対し、しっかりと答えてくれて大変勉強になったからだ。自動車メーカーの場合は、1日に何回か、モデルによるプレゼンテーションを行っており、見た目はいいが、彼女たちが車の開発に関わってきたわけではなく、自動車の魅力や作るまでの思いをパンフレットにするのもいいが、実際に自動車の開発に関わった人たちによるプレゼンが出来ないものだろうか?その方が開発にかけた思いが伝わり、そのメーカーに対する好感度が上がるのではないだろうか?

(小早川コメント:貴重な提案だ。一日に何回か、若いエンジニアやデザイナーたちにそのクルマにかける思いを直接話してもらえば、来場者に直接思いが伝わるとともに、若いエンジニアやデザイナーにとってもまたとない経験となることは間違いない。ブースに「本日はXX時からYYという開発者がこのクルマに対する思いをお話します」などという掲示をだせば、その時間を目指してそのブースに来てくれる人も増えるのではないだろうか?)

某自動車メーカーのエンジニアU氏
今回の東京モーターショーでは特に自動運転にクローズアップされた展示に話題が集まった。自動運転がモビリティの究極の進化系であることは間違いない。車内で乗っている人々が話に花を咲かせているうちに気が付けばdoor to doorで目的地に到着という大変便利な物であるだけではなく、交通事故の削減にも大きく貢献するはずで、その意義は大きい。しかし人間にとって自らの意思で主体的に行動し、感動することができるということも非常に大切で、私も初めて自らの手でクルマを運転した時のことを今も忘れられない。次世代のクルマに運転することの喜びを残すことは、私たちの役目であり、ドライバーが主体の運転方法と自動運転の共存を是非とも実現したいとい思うのは私でけではないはずだ。

(小早川コメント:本件は今回ニッサンが自動運転に関して標榜していたことと軌を一にするが、これからのクルマにおいて自動運転が非常に重要な技術となることは間違いない。しかしクルマが単なる安全な移動手段になったのでは、公共交通機関との差別化は縮小するし、個人でクルマを所有する価値は急速に下がってしまうことも間違いなく、クルマづくりに携わる人たちの英知にエールを送りたい。)

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執筆者プロフィール

1941年(昭和16年)東京生まれ。東洋工業(現マツダ)入社後、8年間ロータリーエンジンの開発に携わる。1970年代は米国に駐在し、輸出を開始したロータリー車の技術課題の解決にあたる。帰国後は海外広報、RX-7担当主査として2代目RX-7の育成と3代目の開発を担当する傍らモータースポーツ業務を兼務し、1991年のルマン優勝を達成。その後、広報、デザイン部門統括を経て、北米マツダ デザイン・商品開発担当副社長を務める。退職後はモータージャーナリストに。共著に『マツダRX-7』『車評50』『車評 軽自動車編』、編者として『マツダ/ユーノスロードスター』、『ポルシェ911 空冷ナローボディーの時代 1963-1973』(いずれも三樹書房)では翻訳と監修を担当。そのほか寄稿多数。また2008年より三樹書房ホームページ上で「車評オンライン」を執筆。

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車評 軽自動車編
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