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第96回 スズキジムニー誕生50周年(第3世代)
2020.7.27

 2回にわたって、誕生50周年を迎えたスズキジムニーの初代と2代目を紹介したが、今回は3代目のカタログをファイルから引き出して、ジムニーの紹介を終えることにしたい。
 3代目の登場は1998年1月、まず小型規格車が「ジムニーワイド(JB33-1型)」の名前で発売された。2000年4月、マイナーチェンジでJB43-2型(JB43-1型は存在しない)となり、エンジンはG13B型1298cc水冷直列4気筒SOHC16バルブ85ps/11.3kg-m(ネット)⇒M13A型1328cc水冷直列4気筒DOHC16バルブ88ps/12.0kg-m(ネット)に換装された。トランスミッションは5速MTとロックアップ機構付き4速ATが設定されていた。2002年1月、「ジムニーワイド」⇒「ジムニーシエラ(JB43-3型)」に名前を変更。2004年10月に4型、2005年11月に5型、2008年6月に6型、2010年9月に7型、2012年5月に8型、2014年8月に9型へと進化し、2018年7月、4代目「ジムニーシエラ(JB74)」の登場となる。
 軽規格車はジムニーワイド発売から9カ月後の1998年10月に「ジムニー(JB23-1型)」として発売された。エンジンはK6A型658cc水冷直列3気筒DOHC12バルブインタークーラーターボ64ps/10.8kg-m(ネット)を積み、トランスミッションは5速MTまたは4速ATが選択できた。1999年10月に2型、2000年5月に3型、2002年1月に4型、2004年10月に5型、2005年11月に6型、2008年6月に7型、2010年9月に8型、2012年5月に9型、2014年8月に10型へと進化し、2018年7月、4代目「ジムニー(JB64)」の登場となる。
 海外市場向けにはジムニーワイド/シエラの1.3ℓがベースとなったが、一部の市場向けには日本仕様には無かったオープンモデルおよび1.5ℓターボディーゼルエンジン搭載モデルが存在した。なお、3代目からは海外市場での車名が「ジムニー」に統一されている。

●小型規格車/海外市場車

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3代目「ジムニーワイド」は、1997年10月、幕張メッセで開催された第32回東京モーターショーに参考出品車として登場した。

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1998年1月、発売された「ジムニーワイド(JB33-1型)」のカタログ。全長3550mm、全幅1600mm、ホイールベース2250mmのコンパクトな車体に、G13B型1.3ℓSOHC16バルブエンジン+5速MTまたはロックアップ機構付き4速ATを積み、走行中に2WD⇔4WDの切り替えがワンタッチでできる「ドライブアクション4×4」を装備する。前後サスペンションは先代から実績のある、3リンクリジッドコイルスプリングを採用。全車にエアコン、パワーステアリング、パワーウインドー、パワードアロックなどの快適装備と、新デザインの3本スポークアルミホイール、サイドスプラッシュガードなどを標準装備していた。モデルバリエーションはJZとJMの2グレードで、5速MTモデルの価格はJZが139.8万円、JMは129.8万円。4速ATモデルは9.8万円高。メーカーオプションとして、運転席・助手席SRSエアバッグ+4輪ABS+フロントシートベルトプリテンショナーのセットが+7万円で用意されていた。なお、ジムニーワイドは全車寒冷地仕様となっていた。
 「ジムニーワイド」は、ジムニーシリーズの「スモールサイズの四輪駆動車」というコンセプトを継承しながら、「オリジナリティー」と「機能・使い勝手の良さ」「高い品質」を備えたデザインであることなどの点が評価され、1998年グッドデザイン賞を受賞している。

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上の3点は、1998年9月、スイスのSuzuki Automobile AGから発行された「JIMNY 1300」の独語版カタログ。G13BB型直列4気筒SOHC16バルブエンジン+5速MTを積む。最下段の頁はアクセサリーを紹介しているが、国内仕様とはひと味違う品揃えとなっている。

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上の4点は、2000年2月、ドイツのSUZUKI Auto GmbH Deutschland & Co. KGから発行された「JIMNY」のカタログ。リムジンに加えて、日本国内では販売されなかったオープンモデルの「カブリオ」がラインアップされていた。カブリオはスペインのサンタナモーター社(Santana Motor S.A.)で委託生産されていた。G13BB型1298cc直列4気筒SOHC 16バルブ80psエンジン+5速MTまたは4速ATを積み、最高速度140km/h。

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上の2点は、2000年4月、マイナーチェンジされ発売された「ジムニーワイド(JB43-2型)」。JB33-1型からJB43-2型に進化したため、JB43-1型は存在しない。改良点はエンジンを一新し、G13B型⇒M13A型1328cc直列4気筒DOHC16バルブVVT 88ps/6000rpm、12.0kg-m/4000rpm(ネット)に換装。M13A型は運転条件に応じて取り入れる空気の量を加減し、効率よくエンジン能力を発揮するVVT(Variable Valve Timing:可変バルブタイミング)機構を採用、中低速域から高速域まで一層力強く、扱いやすさが向上した。タイミングチェーンに音の静かなタイプを採用、エンジンヘッドカバーの共鳴を低減するなど、徹底して騒音と振動を抑え静粛性に優れたエンジンとなった。さらに、低排出ガス車認定制度に基づく平成12年基準排出ガス25%低減レベルを達成し、環境にも配慮している。
 安全面では、国内安全基準はもちろん、新欧州安全基準に基づく社内テストをクリアし、高度な衝突安全性を実現した「軽量衝撃吸収ボディーTECT(Total Effective Control Technology)」を採用。運転席と助手席に、SRSエアバッグ、シートベルトプリテンショナー、シートベルトフォースリミッターを全車に標準装備。リアシートベルトにチャイルドシート固定機構を、5速MT車にはクラッチを踏まないとエンジンがかからないクラッチスタートシステムを採用。また、全車にABSを標準装備している。
 前後バンパー、オーバーフェンダー、サイドスプラッシュガードをシルバーメタリックとしたツートンカラーも採用された。1車種のみの設定で、価格は5速MT車が150.5万円、4速AT車は160.3万円であった。

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2002年1月、「ジムニーワイド」はマイナーチェンジされ、名称を「ジムニーシエラ(JB43-3型)」に変更して発売された。変更点は、キーレスエントリーのアンサーバック機構にハザードランプ点灯式を採用、リアワイパースイッチを使いやすいマルチユースレバータイプに変更、ドアミラーのデザイン変更と電動格納機能とヒーター機能を追加、シート表皮を落ち着いた色調のものに変更、運転席側のサンバイザーにバニティーミラー追加など。価格は1万円値上げされ、5速MT車が151.5万円、4速AT車は161.3万円であった。

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上の3点は2003年2月、ドイツのSUZUKI Auto GmbH Deutschland & Co. KGから発行された「Jimny」のカタログ。カブリオのエンジンはG13BB型1298cc直列4気筒SOHC 16バルブのままであったが、リムジンにはM13A型1328cc直列4気筒DOHC16バルブ(下段の写真)が積まれた。

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上の3点は、2004年10月、マイナーチェンジされ発売された「1.3Lジムニーシエラ(JB43-4型)」のカタログ。主な変更点は、インストゥルメントパネルの形状を一新。2WD⇔4WDの切り替えがインストゥルメントパネル内のスイッチ操作で行える「ドライブアクション4×4」を搭載。AT車にゲート式シフトを採用。シート表皮の材質とデザインを変更し、前席にはシートヒーターを採用。新デザインのアルミホイールの採用など。価格は5速MT車が151.5万円、4速AT車は161.8万円。

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上の3点は、2005年1月、ベルギーのSuzuki Belgium n.v.から発行された「Jimny」のカタログ。エンジンはM13A型1328cc直列4気筒DOHC16バルブVVTの他に、K9K型1461cc直列4気筒コモンレール直噴ディーゼル48kW(65.3ps)/4000rpm、160Nm(16.3kg-m)/2000rpmが設定されている。最高速度はガソリン車が140km/h、ディーゼル車は130km/h。

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上の2点は、2009年1月、ドイツのSUZUKI INTERNATIONAL EUROPE GMBHから発行された「Suzuki Jimny Ranger」のカタログ。エンジンはM13A型1328cc直列4気筒DOHC16バルブVVT 63kW(86ps)/6000rpm、110Nm(11.2kg-m)/4100rpmとK9K型1461cc直列4気筒コモンレール直噴ターボディーゼル63kW(86ps)/3750rpm、200Nm(20.4kg-m)/1750rpmが設定されている。1.3ℓガソリン車の0~100km/h加速が14.1秒、最高速度は140km/h。1.5ℓターボディーゼル車はそれぞれ17.0秒、145km/hとある。価格は1.3ℓガソリン車が1.55万ユーロ(約186万円)、1.5ℓディーゼル車は1.75万ユーロ(約210万円)で、どちらもメーカーの推奨小売価格より550ユーロ安いと記されている。日本円換算は、2009年1月のユーロ対日本円の為替レートを1ユーロ約120円として計算した。余談だが、2008年中ごろには1ユーロが170円近かったのが、急激な円高となっていた。

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2012年5月、マイナーチェンジされて発売された「1.3L ジムニーシエラ(JB43-8型)」のカタログ。フロント回りのデザインが変更され、衝突時の歩行者安全対策のため、フロントフードの高さや構造が変更された。価格は変更なし。
 この後、2014年8月に3代目ジムニーシエラ最後のマイナーチェンジが実施されてJB43-9型となり、メーターユニット、ステアリングホイール、シート表皮などが新しいデザインに変更され、シエラには横滑り防止装置&トラクションコントロールが装備された。価格は3万円高の5速MT車が154.5万円、4速AT車は164.8万円となっている。

●軽規格車

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1998年10月、ジムニーワイド発売から9カ月後に発売された軽規格車3代目「ジムニー(JB23-1型)」のカタログ。表紙と最初の頁にはイメージキャラクターが大きく撮りこまれており、肖像権に配慮してもったいないが割愛した。エンジンはK6A型658cc水冷直列3気筒DOHC12バルブインタークーラーターボ64ps/6500rpm、10.8kg-m/3500rpm(ネット)を積み、トランスミッションは5速MTまたは4速ATが選択できた。タイヤは175/80R1691Q。グレードは3種類で、全車にエアコンとパワーステアリングが標準装備され、5速MT車の価格はXAが99.8万円、XLが119.8万円、XCは131.8万円。4速AT車は9.8万円高。メーカーオプションの運転席・助手席SRSエアバッグ、フロントシートベルトプリテンショナー、4輪ABS装着車は6万円高。全車寒冷地仕様であった。

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2000年3月に発売されたジムニーの2WD車「ジムニーL」。本格クロスカントリータイプならではの力強く機能的なデザインを、ファッションとして街中などで気軽に楽しみたいとするユーザーニーズに対応した新機種。エンジンはK6A型インタークーラーターボで、駆動方式を2WD(後輪駆動)とした上で、専用車体色パールホワイト、スモークガラス、車体色と同色のスペアタイヤハウジング、明るくカジュアルなデザインの専用シート表皮などでファッショナブルな演出をし、エアコン、パワーステアリングなどを標準装備し、価格は5速MT車が114.3万円、4速AT車は124.1万円であった。

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2001年2月に発売された、車体高を下げ乗降性を向上させた特装車「ジムニーJ2」のカタログ。エンジンはK6A型インタークーラーターボで、駆動方式は2WD(後輪駆動)。専用のエンジンフード、フォグランプ内蔵のフロントバンパー、メッシュタイプのフロントグリル、ロゴマーク入りスペアタイヤハウジング、15インチホワイトホイール(スチール製)などを装備し、シックな柄の専用シート表皮およびドアトリムクロスを採用。15インチタイヤの採用などによって、車体高を4WD車に対して35mm低くして乗降性を良くしている。架装は株式会社ベルアートが担当し、価格は5速MT車121万円、4速AT車130.8万円。

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2002年1月、マイナーチェンジされ発売された「ジムニー(JB23-4型)」。フロント部のデザインを一新、XCグレードには新デザインのアルミホイールを採用。ドアミラーのデザインを変更し、XCには電動格納機能とヒーター機能を追加。エンジンはK6A型インタークーラーターボだが、インタークーラーの大型化、インテークマニフォールドの形状変更により、低速時のトルク感を高めている。室内では、シート表皮の材質とデザインを変更など。グレードは2種類に絞られ、5速MT車の価格はXGが120万円、XCは140.2万円。4速AT車は9.8万円高であった。

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2004年10月、マイナーチェンジされ発売された「ジムニー(JB23-5型)」。黒色のフロントグリルを採用するなどフロント部のデザインを変更し、精悍さを高め、XCに新デザインのアルミホイールを採用。インストゥルメントパネルの形状を一新。2WD⇔4WDの切り替えがインストゥルメントパネル内のスイッチ操作で行える「ドライブアクション4×4」を搭載。AT車にゲート式シフトを採用。シート表皮の材質とデザインを変更し、前席は形状を変更し快適性を高めている。5速MT車の価格はXGが120万円、XCは140.2万円で変更ないが、4速AT車は10.3万円高となった。この時点で最大トルクのカタログ値が10.8kg-m⇒10.5kg-mになっている。

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2012年5月、マイナーチェンジされて発売された「ジムニー(JB23-9型)」のカタログ。ジムニーシエラ同様、衝突時の歩行者安全対策のため、フロントフードの高さや構造が変更された。グレードはXGとXCの2種類あり価格は変更なし。
 この後、2014年8月に3代目ジムニー最後のマイナーチェンジが実施されてJB23-10型となり、メーターユニット、ステアリングホイール、シート表皮などが新しいデザインに変更されている。価格は変更なし。

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3代目ジムニーには多くの特別仕様車、特別限定車および特別記念車が存在する。解説は省略するが、それらのカタログ表紙を集めてみた。これは軽規格車ジムニーのもの。右下の2点はジムニーシエラが含まれている。

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これは小型規格車ジムニーシエラの特別仕様車、特別限定車および特別記念車のカタログ表紙。右下の3点は軽規格車ジムニーが含まれている。

 3回にわたって誕生50周年を迎えたジムニーの紹介をしてきたが、今回をもって終了とします。4代目については現行車であり省略することにする。またまた、次は何を取り上げるか悩まねばならない。


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執筆者プロフィール

1937年(昭和12年)東京生まれ。1956年に富士精密機械工業入社、開発業務に従事。1967年、合併した日産自動車の実験部に移籍。1970年にATテストでデトロイト~西海岸をクルマで1往復約1万キロを走破し、往路はシカゴ~サンタモニカまで当時は現役だった「ルート66」3800㎞を走破。1972年に海外サービス部に移り、海外代理店のマネージメント指導やノックダウン車両のチューニングに携わる。1986年~97年の間、カルソニック(現カルソニック・カンセイ)の海外事業部に移籍、うち3年間シンガポールに駐在。現在はRJC(日本自動車研究者ジャーナリスト会議)および米国SAH(The Society of Automotive Historians, Inc.)のメンバー。1954年から世界の自動車カタログの蒐集を始め、日本屈指のコレクターとして名を馳せる。著書に『プリンス 日本の自動車史に偉大な足跡を残したメーカー』『三菱自動車 航空技術者たちが基礎を築いたメーカー』『ロータリーエンジン車 マツダを中心としたロータリーエンジン搭載モデルの系譜』(いずれも三樹書房)。そのほか、「モーターファン別冊すべてシリーズ」(三栄書房)などに多数寄稿。

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