車評オンライン

『車評オンライン』では、弊社刊行の『車評』シリーズのオンライン版として、元RX-7開発主査で現在はモータージャーナリストの小早川隆治氏による、新型車の試乗レポートやイベントレポート、自動車業界についての論評をおとどけします。


論評04

イギリス人のオートモーティブヒストリアン、ブライアンロング氏は、自動車の故郷ともいえるコベントリーで生まれの、根っからのクルマ大好き人間だ。イギリスの自動車産業の崩壊を身近に見てきた彼の目には、日本の自動車産業の将来は決してばら色ではなく、日本に住み、こよなく日本を愛する彼は、日本のクルマづくりに警鐘を鳴らすべく『英国からの警告』という本の執筆を決意した。年間200台近い内外のクルマへの接触を通じて「日本のクルマづくり」に対する危機感が高まっていた私は、この本の来春出版に向けて全面協力を約束した。そこで今回はそのさわりをご紹介したい。


第7回

2008年7月に発売されたこのモデルは、昨年10月に導入され、モータースポーツへの参画を視野に入れたランサーエボリューションの最新モデル、ランエボX(テン)の兄弟車と言ってもよいもので、中低速トルクを重視した2Lのインタークーラー付きターボエンジン、2ペダルのツインクラッチSSTトランスミッション、トラクション、旋回性能、制動性能を高次元でバランスさせたフルタイム4WDシステムなどを採用するとともに、日常走行領域における快適性も追求した、本格的なスポーツドライブを楽しむためのスポーツセダンだ。今回、栃木、福島方面への長距離評価を行なったので報告したい。


第6回

現在の日本は世界でも稀有なミニバン市場であり、各社からのエントリーも豊富だ。マツダにはMPV、プレマシーがあるが、去る7月、2〜2.3リッタークラスの中で最大級の室内空間を実現したビアンテが戦列に加わった。マツダには3年前まではボンゴフレンディーがあったが、ビアンテはそれとは方向性が大幅に異なり、多彩なシートアレンジに加えて、思い切ったデザインと運転する楽しさを追求したモデルであるという。今回、2Lの直噴エンジンと5速ATを組み合わせた7人乗りのFFモデル2.0CSを約700km、各種走行条件下で評価することが出来たので、その総合商品性を報告したい。


第5回

『車評 軽自動車編』で意図して軽自動車とは全くかけ離れたゴルフGT TSIを評価、そのツインチャージャーと6速DSGにより、スポーツカー顔負けの走りと、コンパクトカーも真っ青な燃費に脱帽した。その登場から一年半も待たずに、VWはターボ単独で過給した新型TSIと新開発の7速DSGを組み合わせたゴルフTSIトレンドラインを導入した。資源、温暖化問題、燃料価格の高騰などがますますクローズアップする昨今、サステイナブル(持続可能な)という言葉が幅広く使われているが、ゴルフTSIトレンドラインは持続可能なモビリティーへの更なる挑戦だ。果たしてその成果は?


第4回

2001年に誕生した初代ホンダフィットは、それまでのコンパクトカーの概念を破る居住性や使い勝手と経済性などにより、日本では96万台、欧州などで42万台、アジアパシフィック地域で23万台、中国で17万台、そして2006年から導入された北米では約8万台販売され、累計販売台数は200万台を超えた。2007年10月に6年ぶりにフルモデルチェンジした2代目は先代の魅力を一段と進化させることを目的に、パッケージング、使い勝手、走り、内外装デザインなどの大幅な見直しが行なわれたオールニューモデルだ。今回はその商品性を検証したのでお伝えしたい


第3回

2002年8月に生産が中止されたロータリーエンジン(以下REと略)搭載スポーツカーRX-7のあとをついで2003年5月に登場したRX-8は、新型RE(RENESIS)をフロントミッドに搭載(エンジン重心が前車軸より後ろ)、センターピラーのない世界的にも珍しい4ドア4人乗りスポーツカーとして日米欧市場を中心に5年間に約18万台の販売実績を残してきた。去る3月に細部を見直したマイナーチェンジ版が導入されたので、今回はその試乗記をおとどけしたい。


第2回

新型スマートフォーツーがデビューした。従来のモデルは1998年に導入され、日本での販売は2000年に開始されたが、この間85万台が生産され、国内では1.7万台が販売された。新型はデザインこそ従来モデルに非常に近いが、サイズはワンランクアップ、3気筒の1リッターエンジンを搭載、アメリカ市場での販売も開始された。今回はこの新型スマートフォーツーの試乗記とともに、日本の燃費測定モードのあり方への提案をしたい。


論評03

世界中のクルマファンから敬愛されてきたモータージャーナリスト、ポールフレールさん(以下ポールさん)が2月末、91歳の生涯を閉じられた。マツダ在籍中から今日に至るまでの32年間、心から尊敬する恩師として、また家族ぐるみで親しくお付き合いさせていただくことが出来たポールさんのご逝去を心からお悔やみするとともに、思い出の一端をご紹介したい。


論評02

毎年1月にGM、フォード、クライスラーのお膝元デトロイトで開催される北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)は、世界最大の自動車市場アメリカの自動車に関するこれからのトレンドを占う上で最も興味深いショーだ。今回は2008年デトロイトショーから私が感じたとった変化の潮流をかいつまんでお伝えしたい。


第1回

スズキセルボの新型追加モデル。直噴(DI)ターボエンジン+7速マニュアルモード付きCVTにより走行性能を大幅に高めた、セルボラインアップ中の最上級モデル。2006年11月導入のターボモデルの動力性能、ハンドリングなどの不満点が一掃され、走る楽しさ、気持ちよさが大幅に拡大した。


論評01

今回から三樹書房のホームページに「車評オンライン」という特設ページが開設されたため、当面は毎月一回程度、新車やクルマ作り全般に対する率直な思いを寄稿させていただくことになった。既に刊行した「車評・50」「車評・軽自動車」、今後発刊に結び付けたいジャンルの「車評」などとともに、少しでも多くの方々のお目に触れることを期待したい。


関係書籍のご案内
車評 軽自動車編
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軽自動車編
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