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2019年7月4日

BMW X3 MとBMW X4 Mが発表されました。その様子をお伝えします。(レポート:相原俊樹)


X3はBMWにとってのミドルクラスSUVで、同社はこれをポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)と呼ぶ。X4はこれをベースにしたクーペ風スタイル版で、同社はこれをスポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)と呼ぶ。今回、発表になったのはBMW M社による高性能版だ。

発表会場にはこの日のために来日した、BMW M社 セールス&マーケティング 担当執行役員ピーター・クイントゥス氏(左)と、BMW M社 セールス&マーケティング マネージャー ローター・シュペッ氏(右)が登壇、X3 MとX4 Mの概要を説明した。写真のボディカラーグレーの車両はX3 M。
X3 Mのクーペ版、X4 Mの車両解説をするピーター・クイントゥス氏。

両車ともに新開発のツインターボ直列6気筒エンジンを搭載する。トピックはシリンダーヘッドのヘッドコアの成形型に、3Dプリント技術を初めて採用し、従来の金属加工技術では困難だった複雑な形状成形が可能となったこと。そして、さらなる軽量化を実現するとともに、クーラントダクトを自由に配置することができるようになり、より効率的な温度管理を実現している。

高圧フューエルインジェクションの噴出圧力が従来の200barから350barに上昇したことで空気と燃料の混合効率が向上し、燃焼効率が大幅に改善したという。

発表会場では、後輪寄りの4WDシステムMxDrive、8速Mステップトロニック・トランスミッション、DSC、アクティブMデファレンシャルを紹介する画像が映し出された。

BMW X3 M / X4 M の発表に合わせて、両2モデルの「Competition」版も登場した。最高出力は30PS増えて375kW(510PS)/6,250rpmを発揮、サーキット走行を視野に入れたモデルである。

クーペスタイルのX4 M。

各モデルの車両諸元は以下の通り。

■ BMW X3 M
全長4,730mm、全幅1,895 mm、全高1,675mm、ホイールベース2,865mm、車両重量2,030kg、車両総重量2,305kg、排気量2,992cc、直列6気筒ガソリン・エンジン、最高出力480PS(353kW)/6,250 rpm、最大トルク600Nm/2,600-5,600rpm。

■ BMW X3 M Competition
全長4,730mm、全幅1,895 mm、全高1,675mm、ホイールベース2,865mm、車両重量2,030kg、車両総重量2,305kg、排気量2,992cc、直列6気筒ガソリン・エンジン、最高出力510PS(375kW)/6,250 rpm、最大トルク600Nm/2,600-5,950rpm。

■ BMW X4 M
全長4,760mm、全幅1,925mm、全高1,620mm、ホイールベース2,865mm、車両重量2,030kg、車両総重量2,305kg、排気量2,992cc、直列6気筒ガソリン・エンジン、最高出力480PS(353kW)/6,250 rpm、最大トルク600Nm/2,600-5,600rpm。

■ BMW X4 M Competition
全長4,760mm、全幅1,925mm、全高1,620mm、ホイールベース2,865mm、車両重量2,030kg、車両総重量2,305kg、排気量2,992cc、直列6気筒ガソリン・エンジン、最高出力510PS(375kW)/6,250 rpm、最大トルク600Nm/2,600-5,950rpm。

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