書籍情報

日本の自動車レース史

多摩川スピードウェイを中心として 1915-1950

トヨタ博物館元館長 杉浦孝彦著
■定価 本体3,800円+税
■ISBN978-4-89522-667-7
■2017年3月発売
戦前のレース活動は、自動車大国・日本において「礎」となっているが、その舞台となったアジア最古の常設サーキットの多摩川スピードウェイは、1936年の開設から80周年を迎えた。本書は、当時の関係者や博物館に保存されていた史料を丹念に分析、貴重な未発表写真や報道資料を収録して当時の様子を解説し、洲崎埋立地でのレースの時代から、当時の驚くべき活動の軌跡を紹介する。 編集部より本書を編集してわかったことなどをお伝えします。 詳しくはこちら
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目 次

 本書刊行に寄せて 鈴木一義
1 日本での自動車競走のはじまり 黎明期
2 日本自動車競走大会(その1)萌芽期
    ■東京―下関間、急行列車と競走 藤本軍次氏談
    ■インディアナポリスの自動車レース
3 日本自動車競走大会(その2)本格始動
    ■内山駒之助(1882~1937年)
    ■オートモ号
    ■陸軍の自動車競走の応援演説
     [1934年 全日本自動車競走選手権(月島埋立地)]
    ■アート商会とカーチス号
4 多摩川スピードウェイ
   第1回 全日本自動車競走大会―1936年6月7日
    ■戦前のオオタとダットサン
   第2回 秋季自動車競走大会―1936年10月25日
    ■雪辱を期した日産
    ■川眞田和汪について
   第3回 全日本自動車競走大会―1937年5月16日
    ■1938年7月18日のレース
   第4回 全日本自動車競走大会―1938年4月17日
   終戦直後の多摩川スピードウェイ
   日本におけるオートバイレースの歩み
5 戦後のレース
6 発掘された写真
    ■レースの楽しさ厳しさ 本田宗一郎談 1962年(昭和37年)
7 多摩川スピードウェイの想い出(寄稿)
   祖父 藤本軍次のこと/藤本隆宏
   多摩川スピードウェイと太田祐雄/太田邦博
   父 片山豊と多摩川スピードウェイの記憶/片山光夫
   父 小早川元治の心を虜にしたMGK3マグネット/小早川隆治
   祖父 川越豊と全日本自動車競走大会/福田 匠
   浜家に来たグランプリ・ブガッティ/浜 素紀
   ホンダカーチス号と日本クラシックカークラブ初代会長、浜徳太郎との由来/浜 素紀
   日産モータースポーツも「多摩川」発祥/中山竜二
   多摩川スピードウェイへの個人的な想い/小林大樹
8 今に生き残ったレーサーたち
9 年表 日本の自動車レース史・戦前編
10 レース・リザルト(戦績表)
11 多摩川スピードウェイの跡地
12 日本自動車競走倶楽部会則・競技規則他

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