書籍情報

ディーゼルエンジンの挑戦

世界を凌駕した日本の技術者達の軌跡

新訂版
工学博士 鈴木孝著
■定価 本体1,900円+税
■ISBN978-4-89522-510-6
■2008年4月発売
日野自動車の挑戦の歴史を中心に、トラックによるパリダカ参戦の様子など、日野自動車元副社長の著者が綴る真実のドキュメント。2003年刊行の同書にカラー口絵を追加した増補改訂版。四六判
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この本を読んで下さる方へ/鈴木孝幸
はじめに

1 プロローグ ロダンの庭で花咲いたヒノ・サムライの話
2 戦車から、トラック、バスへ
3 第二次大戦後初の戦車とそのエンジン
4 戦車屋が作ったルノー4CV、そしてコンテッサ
4−1 ルノー4CVとは?
 4−2 技術導入とコンテッサへの発展
5 「ヒノ・プロト」と「ヒノ・サムライ」
−日野のレース、その勝利と撤退−
6 レース屋が作ったトラックディーゼル
  −販売中止、車両回収の試練−
  −5シリンダーへの挑戦−
7 HMMSの話
 7−1 ローマ時代からの古都グラーツに、その種があった
  −はじめに旅あり、そして2つの土産−
 7−2 見えないものへの挑戦
  −旧交を温めて得たヒント」−
8 M方式との別れ、そしてHMMSの採用
  −MAN社との契約と、別れと−
9 空力トラックと電子制御
  −吹っ飛んだ正月、真夏の夜の悪夢−
10 インタークーラー付 本格?ターボエンジンへの道
 10−1 ターボとの旧交
 10−2 TTF(チップタービンファン)の幻惑
 10−3 ターボ・インタークーラー、そのコンセプトは古い教会に眠っていた
 10−4 小容量高過給エンジン、その躓きと焦り
 10−5 ローサイクル・ファティグと次なる敵、
11 断熱エンジンとEP100型エンジンの融合、P11Cエンジン
  −セミ断熱エンジンの完成−
12 新燃料システム研究所(ACE)
  −先駆けとなったコモンレール燃料噴射装置、NOX還元触媒−
13 パリ・ダカ(パリ−ダカール耐久ラリー)
  −小兵よく巨漢を制したレンジャーFT−
14 明日を想う、これからのエンジンは?
15 エピローグ 有終の美をもたらしてくれた因縁と友情
  −AVL、HMMS、パリ・ダカ−

あとがき

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