2026年2月25日
第7回 増補版『F1グランプリ ホンダF1と共に 1963-1968』編集経過ニュース
先月お休みさせていただいた『F1グランプリ ホンダF1と共に 1963-1968』の編集製作の状況をお伝えします。
昨年11月のジャパンモビリィティショーから一時中断し、その後、12月に急遽刊行することになった『日野自動車の100年』、2026年1月に復刻刊行することになった『浮谷東次郎 速すぎた男のドキュメント』、そして今月刊行予定の『富士スピードウェイ 最初の40年』の最終とりまとめの作業が終了し、1月末から再び『F1グランプリ ホンダF1と共に 1963-1968』のレイアウト作業を再開しています。この原稿を書いている段階で、デビューした1964年から1965年、1966年、1967年までの4年分の写真レイアウトが終了しています。今回、数多くの当時の写真がホンダからご提供いただけたこともあり、各年度のレース別に写真を選択して収録することにいたしました。1989年に刊行した初版では、活版印刷だったために、本文中は中村良夫先生自らが描いたイラストで構成されていましたが、今回の版では実際の当時の写真を掲載することで、レースの臨場感をより感じていただくことができると考えております。
同時に各年度に開発されたF1マシンの細かな設計変更や仕様の変更点なども写真によって知ることができます。それらの写真には、過去に中村良夫先生がいくつかの本や冊子などに書かれた文章の中から、その写真に関して適切と思われる部分を探して抜き出し、解説とすることにいたしました。この作業は時間がかかりますが、著者自身による解説は第三者が書くものとは異なり、より価値があると考えています。
また、各年度に投入されたF1マシンのスペックや特徴をデビュー時前に紹介し、レース結果や予選の順位などのリザルトもレースごとに収めております。
さらに、過去に中村良夫先生ご自身が書かれていた「F1コースの解説」も巻末に収録することにいたしました。すべてのコースを網羅することは叶わないのですが、当時のコース図も含めて、どのようなコースでホンダF1が闘っていたことは、お伝えすることができると思っております。
残っている1968年度のレースに関しても、2月中には完了するつもりで作業を進めています。特筆できることは、同年のフランスGPでデビューしたRA302は、実戦は一戦のみであったために今までカラー写真が紹介されることはほとんどなかったと思いますが、今回は50年以上経っているとは思えない素晴らしい色調の写真を収録しています。
以上のように、編集作業を再開しまして、順調にレイアウト作業を進めております。
まだ、刊行時期などをお伝えすることはできないのですが、引き続き『F1グランプリ ホンダF1と共に 1963-1968』の刊行にご期待ください。
編集責任者 小林謙一

