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2026年1月29日

このたび弊社では、“伝説のレーサー”と呼ばれる浮谷東次郎没後60年を迎えたのを機に、2026年2月下旬に『浮谷東次郎 速すぎた男のドキュメント』を復刻刊行します。

“伝説のレーサー”と呼ばれる浮谷東次郎は、1965年8月21日に鈴鹿サーキットでの練習走行中、ホイールキャップを飛ばし探していた人を避けようとして事故を起こし、23歳の若さで亡くなりました。

浮谷東次郎のレーサーとしての活動期間は、わずか2年間でした。しかし「船橋CCCレース」における大逆転や「第2回クラブマン・スズカレース」におけるレーシングカー「カラス」での優勝など、その走りは多くの観衆を魅了し、今なお語り継がれています。また、彼はその人柄から本田宗一郎氏をはじめ、生沢徹氏、林みのる氏、本田博俊氏、星島浩氏、酒井文人氏、小林彰太郎氏など、自動車関係者、レース関係者をはじめ他の分野の人々たちとも広く交友をもち、その死は大きな衝撃とともに惜しまれました。

死後、浮谷東次郎は、「レーサー」という枠を超え、自由と自立、アイデンティティを求めた一人の若者としても注目されます。作家の五木寛之氏や真継伸彦氏、医師で作家の松田道雄氏などによって、その生き方が紹介され、中学時代の50㏄バイクによる東京—大阪往復を記した『がむしゃら1500キロ』、アメリカ大陸放浪時代を綴った『俺様の宝石さ』など、数多くの書籍が刊行されました。さらに、TV番組やコミックスなどさまざまなメディアを通じて彼の名は広く知られていきます。

1992年に初版が発行された本書は、レーサーとしての功績のみならず、
「なぜ、中学時代に50CCバイクで1500キロを走破したのか」
「なぜ高校を中退し、単身アメリカに渡ったのか」
「ビザが切れるまで、異国の地でどのように生きたのか」
「なぜレーサーとなり何を目指していたのか」
といった問いを通して、浮谷東次郎という人間の生き方と魅力を克明に描き出した一冊です。

本書は刊行後、6刷りを重ね、多くの若者を中心に支持を集めました。このたびの復刻刊行を通じて、浮谷東次郎の人間的魅力と、その「速すぎた」生き方を、彼を知らない新たな世代の読者にも届け、未来へと読み継いでいただければ幸いです。

三樹書房編集部

『浮谷東次郎 速すぎた男のドキュメント』(浮谷東次郎没後60年復刻刊行版)
著者:岩崎呉夫
仕様:A5判上製/232頁
定価:本体2,800円+税
ISBN978-4-89522-849-7

目 次

東次を偲んで  本田博俊
序 章 「みんなの心の中に生きている東次郎」
第1章 勝 負――鉈とカミソリ
第2章 勇 気――15歳 太陽への挑戦
第3章 友 情――強い男のなすべきこと
第4章 冒 険――アメリカ大陸のし歩き
第5章 愛 情――愛 愛する 愛したい
第6章 仕 事――新たなる秒の創造
第7章 記 録――鈴鹿の「カラス」
終 章 死 生――いのち死なず
あとがき

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