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2022年4月27日

2022年4月16日(土)から、トヨタ博物館のクルマ館の2階において、「クルマづくり日本史」という新しい展示が始まりました。その様子をお伝えします。(レポート:小林謙一)

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2022年4月16日(土)から、トヨタ博物館のクルマ館の2階において、「クルマづくり日本史」という新しい展示が始まった。三樹書房/グランプリ出版も一部の資料を協力していることもあり、一般公開日の初日に見学したので、そのレポートをお届けしたい。

「この小さな国に、世界有数の自動車産業が、どのように誕生し、発展したのか?」
この展示は、日本の自動車づくりはいつ始まり、いつ頃産業にとして歩み始めたのか、そこにはどのような先人たちの挑戦があったのか、など日本の自動車産業の基盤が確立される間の軌跡を5つの視点によって振り返ると説明されている。今まで日本国内ではメーカーによる自社の博物館はいくつか開館されているが、「日本の自動車史」という客観的なテーマとした展示は、2000年に国立科学博物館で催された「20世紀の国産車」展など僅かであり、自動車ファンにはぜひ一度ご覧頂きたい展示である。

トヨタ博物館の入り口右手には、今では大変貴重になったトヨタのFB80型バスが展示されている

今までは、クルマのマスコットなどを展示していた場所を活用した独立した展示スペース

日本の自動車業界を切り拓いた2人、豊田喜一郎氏と鮎川義介氏を中心に展示が展開しているが、ホンダの創業者本田宗一郎氏、スズキの創業者鈴木道雄氏、マツダの松田恒次氏なども紹介されていることが興味深い

日本の自動車産業の先駆者として国産車づくりに挑んだ、「山羽式蒸気乗合自動車」の山羽虎夫氏、「国産吉田式」の吉田真太郎氏、「DATSUN」の橋本増治郎氏などが紹介されている

中央には「ヒストリーロード」と呼ばれる「動く年表」がある。非常にわかりやすく過去から近年に至るまでの主要な出来事を紹介するコーナー

「日本の自動車産業の歴史」の展示コーナーは、様々な先駆者の足跡などをわかりやすく紹介する

「日本の自動車メーカーの系譜」のコーナーでは、主に現在日本に存在する自動車メーカーの創業からの軌跡をチャート形式で展示

国産の自動車生産が始まってから、アメリカを抜き、日本が世界第1位の自動車生産を誇るようになるまでの生産台数のグラフが展示されている「数字で見る日本の自動車産業」コーナー

今回の展示は、国立科学博物館、日本自動車工業会、いすゞ自動車、ダイハツ工業、日野自動車、三菱自動車工業、スズキ、日産自動車、本田技研工業、三菱ふそうトラック・バス、SUBARU、マツダ、日立金属、UDトラックスなど、多くの自動車会社と関連会社が協力している。

トヨタ博物館「クルマづくり日本史」ウェブサイト
https://toyota-automobile-museum.jp/news/detail/4230.html

【トヨタ博物館のアクセス】
トヨタ博物館は、名古屋長久手市に位置しているが、近年は以前に比べて電車でのアクセスは格段に便利になっている。
■東京から向かう場合は、名古屋駅まで新幹線で約1時間30分程度、名古屋駅から藤が丘駅までが地下鉄で30分程度、そこからリニモに10分ほど乗って「芸大通駅」で下車してから徒歩数分で入口に到着できるので、日帰りも可能になっている。
■東京方面からのクルマの場合は、東名高速か新東名高速で名古屋方面に、日進JCTを経由して名古屋瀬道路へ、そして「長久手IC」より約400mで入口が現れる。駐車場は本館の奥にあり、基本的には無料で停めることができる。

トヨタ博物館「アクセスマップ」
https://toyota-automobile-museum.jp/visit/access/