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2020年10月27日

2020年10月25日(日)晴天の中、愛知県のトヨタ博物館で第31回となるクラシックカー・フェスティバルが催されました。その様子をお届けします。(レポート:小林謙一)

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今回のクラシックカー・フェティバルは、新型コロナウイルス感染防止もあり、入場者を博物館所在地である長久手市在住者と年間パスポート保有者に限定するなど、例年とは異なる形式での開催になりました。

午前9時過ぎからトヨタ博物館の布垣直昭館長と長久手市長、参加者代表の方の挨拶などによる出発式が終わって、長久手市内の約13キロメートルを走行する「公道パレード」がスタート。
その後は、パレードを終えてトヨタ博物館の駐車場に戻った参加オーナーのインタビューにより、愛車紹介が映像と共にお昼時間を挟んで、館内に流されました。
この映像は、初の試みとして、同時にYouTubeなどでもライブ放送されており、多くの方に見ていただくことになったと思います。

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その後参加者を中心とした参加者による各賞の投票も行なわれ、布垣館長の挨拶、ゲストの方々によるコメントを出席者の方々は興味深く聞かれていました。

トヨタ博物館 布垣館長
今回のクラシックカー・フェティバルは、新型コロナウイルス感染の影響もありながら、「開催してくれてありがとう」「良く実行してくれた」などの暖かいお言葉を皆さんからお聞きすることができ、本当にうれしく思いました。今後も自動車文化を日本でも育ててゆくために、皆様のご協力をいただきながらがんばってゆきたいと思っています。

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ダイハツ工業株式会社 藤下修氏
今回の出場車両や参加された方々との交流によって、年齢を問わずクルマを大切にされていることが良くわかりました。

マツダ株式会社 山本修弘氏
古い車を家族のように大事にされている方々に出会えてうれしかった。今年はマツダ車が4台参加されていましたが、どれも生活の中のクルマとして愛用されています。
来年の2021年は三代目となるマツダRX-7(FD)が誕生から30周年を迎えますが、現在展開しているロードスターによる「レストアサービス」を来年からはRX-7にも拡大し、パーツなどの供給を検討しております。早ければ年末にはその概要を皆様にお伝えできるので楽しみにしていてください。

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檀上右から山本氏、藤下氏、布垣館長

フェスティバルも最終段階になり、午後2時過ぎからは、投票結果により総勢で54台の参加車両の中から3つの受賞が発表されました。

ベストドレッサー賞
(NO.9)マツダK360

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特別賞
(NO.2)モーリス・マイナー

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館長賞
(NO.41)シボレー・エルカミーノ

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会場内では、パレードで走行した車両が展示され、自由に見ることができました。

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トヨペットクラウン(1965年式)

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ホンダN360(1969年式)その前には同じ色の小型バイクが置かれていた

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日産グロリア(1982年式)

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リライアント・リーガル(1973年式)

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トヨタ・セリカXX(ダブルエックス)(1985年式)

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スズキ・ジムニー(1980年式)

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マツダ・コスモスポーツ(1968年式)


パレードを先導したトヨタ・LFAスパイダーも展示されていました。

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また、愛知県警察本部が所有する1989年式クラウンをベースとした警衛用オープンカーが特別参加しました。この車両は、天皇陛下の行幸、またその他の皇族の御成りの際、その御身辺の安全を確保するとともに、歓送迎者の雑踏による事故を防止するために配備されたもので、来年7月の車検満了後に廃車予定となるため、このクラシックカーフェスティバルを引退の花道にしたいとの思いで参加されたとのことでした。

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今回は、「GRヘリテージプロジェクト」として覆刻された数々の部品も展示されていました。
きれいに修復されたクラウンは新明工業による製作でした。

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トヨタ2000GTやトヨタスープラA70/A80などの補給部品も展示されていました。

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トヨタ2000GT(1967年式)とトランスミッションおよびデファレンシャルの部品


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A70型スープラ(1988年式)とプロペラシャフトなどの部品


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A80型スープラ(1993年式)とドアハンドル、ヘッドランプ、ブレーキブースターの部品


旧車好きの愛好家の方々には、この活動には期待したいことでしょう。
ぜひ今後も既にスタートしているホンダのNSXや、マツダの初代ロードスターに対する部品供給やレストア事業の展開に続いて、トヨタやその他のメーカーにもこうした古いクルマの部品供給を広く展開して欲しいと思います。
秋晴れの晴天の中で、一日楽しいイベントとして多くの方々の笑顔が溢れている中でフェスティバルは終了しました。

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※レポートまとめ:編集部 梶川 利征