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2020年8月18日

2020年7月9日、ポルシェはオンライン・プレスコンファレンスにて、新型タイカンの概要説明を行いました。その様子をお伝えします。(レポート:相原俊樹)


去る7月9日、ポルシェはオンライン・プレスコンファレンスにて、新型タイカンの概要説明を行った。会場は新設の「Porsche NOW Tokyo」で、これについてはのちほど紹介する。

オンライン・プレスコンファレンスの会場となった「Porsche NOW Tokyo」に展示されたポルシェ・タイカン。

壇上に立ったポルシェジャパン(株) 代表取締役社長 ミヒャエル・キルシュ氏が本題に入るまえに、現下の状況で日夜奮闘する医療関係者へ敬意を表し、折からの九州の豪雨災害による被災者へお見舞いの言葉を述べたのはさすがだった。
タイカンはポルシェ初のフル電動スポーツカー。それだけに本来であれば概要説明は多くの報道陣を招いて開きたかったと、氏は胸の内を明らかにする。
続いて氏は、ポルシェは顧客と従業員の安全を第一に事業を継続しており、危機管理チームを立ち上げたと述べ、さらなる前進を目指すとの意思表明を前面に出した。
また既存の顧客に加えて、若い世代にも訴求力を持つ戦略と採ると述べ、その具体例の1つとして、千葉県木更津市にてポルシェ エクスペリエンス センターを2021年夏に開業予定であるという。

タイカンの力感溢れるリヤビュー。

次いで壇上に立ったのは、同社プロダクト&プライシングマネージャー アレキサンダー・クワース氏。氏は昨年11月に行ったタイカンのジャパンプレミア後、予約プログラム参加者から得たデータに言及する。それによると45%がポルシェにとっての新規顧客であり、95%がガソリンエンジンのオーナーだという。
クワース氏は「スポーツカーとしてのタイカン」を強調し、バッテリーを低い位置に搭載したことにより、重心高を911より低く抑えたと説明する。
通常の400Vではなく800V電圧システムを採用した理由として、1) 国内最速級の急速充電に対応できること、2) 高い性能再現性、3) コンパクトなバッテリーによる重量軽減を挙げる。
充電方法は、ホームチャージングの場合は10~12時間でフル充電、150kW級の「ポルシェ ターボチャージャー」なら24分で80%まで充電可能だという。同充電器は2020年タイカン導入時に21拠点に設置予定、23年には44拠点に増設予定だと明かした。

向かって左がポルシェジャパン(株) 代表取締役社長 ミヒャエル・キルシュ氏。右が同社プロダクト&プライシングマネージャー アレキサンダー・クワース氏。

なお、タイカンの国内販売価格は以下の通り。

タイカン4S  右ハンドル ¥14,481,000
タイカンターボ  右ハンドル ¥20,231,000
タイカンターボS  右ハンドル ¥24,541,000

ポルシェジャパンが「同社初のポップアップストア」と謳うPorsche NOW Tokyoは、2020年7月9日(木)~2021年8月31日(火)まで期間限定で営業する。新しい潜在カスタマーとポルシェブランドの接点を繋ぐことを目的としており、キルシュ氏は東京江東区の有明を選んだのは、来年のオリンピックの開催エリアであることを挙げ、フルデジタル化された正規販売店の先行事例と位置づける。

東京江東区の有明で期間限定営業中のPorsche NOW Tokyo。エントランスの床はウッドデッキ仕上げ。駐車場の数が限られているので、訪問の際は到着予定時間を店舗側に知らせておくことを勧める。

私も実際訪れてみたが、あえてフロア面積を広大にしなかった代わりに、バーチャルリアリティ体験ができるコーナーがあって、未来のショールームの形態を模索しているように感じた。

若い潜在顧客を開拓することもPorsche NOW Tokyoの目的。バーチャルリアリティ体験ができる。

初めて目にするタイカンは屋内に置かれていたこともあるのだろうが、その威容に圧倒された。全長は 5m に、全幅は2mに迫る巨体が、最速モデルだと0~100 km/hまで2.8 秒で加速する様子はさぞ凄まじい迫力に違いない。運転席から左右フェンダーの峰が目視できるのは、ポルシェのよき伝統だと思う。

展示されていたタイカンはヨーロッパ仕様なので、デジタルディスプレイは英語表記だったが、日本仕様では日本語表記になるという。

アテンドしてくれたスタッフ氏によると、いずれは試乗車の用意もしたいとのことだった。

店舗所在地と問い合わせ先は以下の通り。
〒135-0063 東京都江東区有明1-3-25
TEL:03-5962-4676

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