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2019年2月27日

第39回JAIA(日本自動車輸入組合)試乗会に参加しました。その様子をお伝えします。(レポート:片山光夫)

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今年も2月恒例のJAIA試乗会に参加した。雨の降る寒い日であったが、大磯付近の試乗コースで都合8種の輸入車を試乗することが出来た。10年前に比べると参加メーカーが減り、試乗車も減ったことは残念だが、同日に何種類もの車を乗り比べることが出来ることは貴重であり、ぜひとも継続してほしいイベントである。
最近の自動車の世界的な傾向はSUVで、ほとんどのメーカーが大小のSUVを店頭に並べている。これらSUVの共通点は、高い車高と最低地上高が確保されており、広い室内と力強い外観デザインなどにより、都会の住人にもオフロードで走れそうな気分になる。この日試乗した中で、特に印象の強かったシトロエンとプジョーの二車種について書いてみたい。


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シトロエンC3シャインはこの試乗会では数少ない小型エコノミーカーであった。エンジンは直列3気筒1.2Lターボ、全長4m以下ながら5人乗りで、車両重量は1,160Kgと非常に軽い。オプションを含まない小売価格は248万円とクラスの近い国産車とあまり変わらない値段設定である。丸みを帯びた長方形の外観は大胆な色づかいでフランスらしさに溢れており、内装もシンプルながら丸みを帯びた四角形をモチーフとしてまとめられている。座席はやや小さめだがフランス車らしいソフトさがあり、大人が4人乗るのには充分で、乗り心地もこのクラスの小型車レベルを超えていた。上級車種であるこのシャインには標準装備としてコネクテッドカムと呼ばれるGPSを搭載したフルHDカメラがルームミラー基部に取り付けられており、ドライブレコーダーとして利用できる。
短時間の試乗ではあったが、軽量ボディに110馬力のエンジンは6速ATを通じ小気味よい加速度を与え、試乗コースのラフロードも難なく快適に走り抜けた。シトロエンの小型車は日本で根強い人気があるが、このC3もシトロエンファンだけでなく一般オーナーも悩ませる存在になるだろう。


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プジョー3008GTは当日各社から何台も試乗に提供されていたSUVの一台だが、その取り扱いやすさ、乗り心地、仕上がりと価格のバランスが群を抜いていた。2Lターボチャージャー付ディーゼルに8速ATが組み込まれ、丸みを帯びたボディとi-コックピットと呼ばれる室内は機能的で優しい居住環境を提供する。値段もオプションを除き448万円とこのクラスでは廉価で、フランスでは2018年に3008の生産台数が一位と報道されている。
運転してみるとプジョー伝統の猫足は健在で、粘り強いエンジンと共に非常に素直で角の取れた印象で、当日試乗したより高価なSUVに比べてもバランスが抜群であった。同社には5008という上級車種があるが同じエンジンで、ややサイズ・重量とも増えるため、日本で乗るなら3008がお薦めである。SUVという車種は元々ジープから発生したスパルタンな車であったが、今ではファミリーカーの需要を満たす主要車種になったとの印象を強くした。