■第2回 大阪駅前

2025年12月27日

初代大阪駅は、1874(明治7)年5月11日に開業しました。絵はがきに写っているのは1940(昭和15)年6月1日に開業した、3代目の駅舎です。この3代目は1980(昭和55)年にアクティ大阪(後のサウスゲートビルディング)建設ため取り壊されましたが、駅舎の一部は大阪環状線の高架橋となり、今日も形を変えて残っているそうです。

絵はがきでは、写真の右側に向かう方向の道路が非常に渋滞している様子が見て取れます。写真手前の先頭に見える黒のセダンは1963年にプリンス自動車工業から発売されたS50系スカイラインです。行灯が屋根に装着されていることから、タクシーとして使用されているものと思われます。

車名の「スカイライン」は、日産自動車のウェブサイトによれば「山並みと青空を区切る稜線」に由来しており、初代モデルの誕生当時、それまでの主力商品であった「プリンス・セダン」に代わる新型乗用車のネーミングとして決定されたと書かれています。さらに「富士精密ニュース」No.87.1960年1月号によると、「地上の山や建物が空を切る線を意味し、単なる地平線という日本語より幅の広いニュアンスをもっています。わがプリンススカイラインの場合は世界のすみずみ、地の果てまでもという意味で地平線を指すと共に、大都会のビルが大空にえがく線で象徴される都会的な感覚を併せもっていると考えてよいでしょう。」と明記されています。

協力:ノスタルヂ屋
松浦正弘

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