グラプリフォトグラファーとして、もっとも近いところでパナソニック・トヨタ・レーシングを追いかけてきた熱田護。彼は何を見て、そして伝えたかったのか。
「この写真集のために8年間撮りためた中から写真を選んでいるとき、
改めて見たチームメンバーの真剣な表情やポディウムに向かう笑顔。
どれもが素晴らしく輝いて見えた。
モータースポーツは、誰もが知っているように、機械を使うスポーツだ。
しかし、中心にあるのが人であることは、ほかのスポーツと同じなのだ。
人と人との繋がりや係わり合いが生むドラマ……時にそれが閃光のように煌くときがある。
もしそれが、目の前で繰り広げられたりしたら、
たちどころにその魅力に取り付かれてしまう。
だからこそ人は、多少の苦労や犠牲をいとわず、
この世界に没頭し、まい進してしまうのだろう。
F1はいま大きな転換期に来ている……それは間違いない。
しかし、それでもF1は続いていくのだ。そしてきっと、本質は変らない。
中心にあるのはいままでと同じく、人と人が生み出す、熱いものであるはずだ。
マシンの造形美、エキゾーストノート、そしてドライバーの目。
なんといってもカッコいいんだ、F1は!
僕は、そんなF1をこれからも楽しみたい」
熱田護
1963年生。三重県鈴鹿市出身。
東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。85年ヴェガインターナショナル入社。坪内隆直氏に師事し、2輪世界GPを転戦。1992年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。広告のほか、雑誌「カーグラフィック(ニ玄社)」、「Number(文藝春秋)」、「F1モデリング(東邦出版)」などで写真を発表している。
JRPA(日本レース写真家協会)会員 AJPS(日本スポーツプレス協会)会員 |
| 写真展 |
| 1992年 | フォーカシングワン(アクシスギャラリー) |
| 1999年 | 一瞬の中の永遠(キャノンサロン) |
| 2003年 | イグニッション(キャノンサロン) |
| 写真集 |
| 1992年 | 「フォーカシングワン」FREE PRESS |
| 1994年 | アイルトン・セナ写真集「サウダージ」山海堂 |
| 1996年 | CD-ROM写真集「フォーミュラワン」メディアミューズ |
| 1999年 | 「Turn in」三樹書房 |
| 2002年 | パナソニック・トヨタ・レーシング写真集「on the limit」二玄社 |
| 2003年 | 「IGNITION」TOKIMEKIパブリッシング |
| 2006年 | 「皇帝ミハエル・シューマッハ フォトドキュメント」山海堂 |
| 2009年 | 「The F1 Spirit Takuma SATO」佐藤琢磨ビジュアルブック 二玄社 |
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