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第95回 スズキジムニー誕生50周年(第2世代)
2020.6.27

 今回も誕生50周年を迎えたスズキジムニーのカタログをファイルから引き出してみることにした。今回は第2世代のジムニーを紹介する。前回も記したが、スズキ株式会社も1920(大正9)年3月、個人経営であった鈴木式織機製作所を鈴木式織機株式会社に改組してから、今年は創立100周年となる節目の年である。
 2代目の登場は1981年5月であった。軽規格車はSJ30(LJ50型539cc水冷2サイクル直列3気筒エンジン搭載)でスタート。1986年1月、SJ30としばらくの間併売する形でJA71(F5A型543cc水冷4サイクル直列3気筒ターボ)が登場。1990年3月、660ccの軽自動車新規格に準じたJA11(F6A型657cc水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ)を発売。1995年11月に前後サスペンションをリーフスプリングからコイルスプリングに変更したJA12(F6A型インタークーラーターボ)とJA22(K6A型658cc水冷4サイクル直列3気筒DOHC 12バルブ インタークーラーターボ)を同時発売した。
 一方、国内向けの小型規格車は軽規格車より1年3カ月後の1982年8月にSJ40(F10A型970cc水冷4サイクル直列4気筒エンジン搭載)でスタート。1984年11月、1.3ℓのJA51(G13A型1324cc水冷4サイクル直列4気筒)を発売。1993年5月、JB31(G13B型1298cc水冷4サイクル直列4気筒)を「ジムニー1300シエラ」の名前で発売。1995年11月には前後サスペンションをリーフからコイルに変更したJB32(エンジンはG13B型)を発売した。
 海外向けモデルは、1981年7月に国内より約1年早く1ℓモデルSJ410をスタートさせ、1984年8月には国内より数カ月早く1.3ℓモデルSJ413を、1985年11月にはSJ413のトレッドを広げた「SAMURAI」が登場している。そして1989年11月にはSJ410もワイドトレッド化され「SAMURAI」「SJ SAMURAI」などと名乗ることになった。したがって「SAMURAI」は国によって1.3ℓのほか、1.0ℓ、1.9ℓディーゼルなどを積んだモデルが存在する。
 2代目ジムニーは海外で爆発的な人気を誇り、1987年度には総販売台数約20万5500台の内、海外販売台数が実に約18万8000台(91.5%)に達している。

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上の4点は1981年5月に発売された2代目「NEWジムニー(SJ30)」。2代目は経済性、小回りのきく機動力をさらに磨き上げるとともに、外観の一新、居住性の向上、装備品、安全対策の充実などを施したもので、より個性的に、多彩に楽しく使えるオールラウンドカーとなった。エンジンは初代SJ10と同じLJ50型539cc水冷2サイクル直列3気筒だが出力は26ps/5.3kg-m⇒28ps/5.4kg-mに強化されている。サイズはホイールベース2030mm、全長3195mm、全幅1395mm、最低地上高240mm。メタルドアモデルには車体と一体のロールバーが装着された。金髪の女性が繰るSJ30が砂漠を疾走するシーンは、テレビコマーシャルにも採用されて女性ファン獲得に貢献したと言われる。モデルバリエーションと価格は、キャンバスドア(F)77万円、ハーフメタルドア(FK)78万円、フルメタルドア(FM)82万円、バン(VA)85.8万円、バン(VC)89.8万円。

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上の2点は1983年7月、マイナーチェンジを受け「ジムニー550」と呼ばれたSJ30-2型。前輪フリーホイールハブ標準装備、前輪ディスクブレーキ採用(FKとVAを除く)、サイドデフロスター全車装備、シート形状変更、ドアミラー採用などの改良が実施された。モデルバリエーションと価格は、ハーフメタルドア(FK)79.5万円、フルメタルドア(JM)85万円、バン(VA)87.3万円、バン(JC)92.8万円。キャンバスドアモデルはこの時点でカタログから落とされた。

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上の2点は1984年7月、「ジムニー550」は2度目のマイナーチェンジを受けSJ30-3型となった。主な変更点はインストゥルメントパネルデザイン変更、振動の低減(ボディーとフレーム間にマウンティングゴム追加)、ステアリングロック追加、オートフリーホイールハブ(オプション)追加など。モデルバリエーションと価格は、ハーフメタルドア(FK)80.3万円、フルメタルドア(JM)85.8万円、バン(VA)89万円、バン(JC)94.5万円。

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上の3点は1982年8月に発売された小型車「ジムニー1000(SJ40)」。SJ30をベースにF10A型970cc水冷4サイクル直列4気筒OHC 52ps/5000rpm、8.2kg-m/3500rpmエンジン+4速MTを積む。ホイールベースを2030mm⇒2375mmに延長した国内向け初のピックアップ(SJ40T)がラインアップされた。前輪に全浮動車軸懸架採用、フリーホイールハブ(オプション)装着が可能となった。ピックアップを除く全車にラジアルタイヤ(195SR15)が採用された。サイズ(カッコ内はピックアップ)はホイールベース2030(2375)mm、全長3355(3885)mm、全幅1465(1425)mm、最低地上高220(240)mm。モデルバリエーションと価格は、ハーフメタルドア(FK)98.5万円、フルメタルドア(FM)100.5万円、バン(VC)108.5万円、ピックアップ(FT)95万円。

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上の7点は1981年7月、国内向け「ジムニー1000(SJ40)」より1年早く登場した輸出専用1ℓ車「SUZUKI SJ410」。このカタログは1983年3月に発行されたもので、エンジンはF10A型970ccだが出力表示は33.5kW(45.0hp)/73.5N・m(7.5kg-m)(SAE NET)であり、これに4速MTを積む。モデルバリエーションはSJ410(ハーフメタルドア)、SJ410V(バン)、SJ410Q(フルメタルドア)、SJ410K(トラック)の4モデルがラインアップされていた。タイヤは6.00-16-4PRのほかラジアルのF78-15、FR78-15の3種から選択可能であった。サイズはホイールベース2030(トラックは2375)mm、全長3410(ラジアルタイヤ装着車は3430、トラックは3890)mm、全幅1395(ラジアルタイヤ装着車は1460)mm。

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上の7点は1984年8月、国内向け「ジムニー1300(JA51)」より数カ月早く登場した輸出専用1.3ℓ車「SUZUKI SJ413」と、既販の1.0ℓ車「SUZUKI SJ410」の英語版カタログ。このカタログは1984年8月に発行されたものでSJ410のF10A型エンジン+4速MTに対し、SJ413はG13A型1324cc水冷4サイクル直列4気筒47kW(63hp)/100.0N・m(10.2kg-m)(SAE NET)+5速MTを積む。

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上の2点は1984年8月に発行された「SUZUKI SJ413」と「SUZUKI SJ410」の英語版カタログ。両モデルは異なる顔を持ち、上段左頁の上がSJ413で下のシルバーがSJ410。モデルバリエーションは上段右頁の上がキャンバストップでハ-フメタルドアとフルメタルドアがあり、下はメタルトップ。下段左頁の上がメタルトップハイルーフ、下がロングボディー4人乗り。下段右頁の上がロングボディー6人乗り、下がピックアップで、合計7種がラインアップされ、いずれのモデルも1.0ℓあるいは1.3ℓエンジンが選択可能であった。ロングボディー車とピックアップのサイズはホイールベースが標準車より345mm長い2375mm、全長は580mm長い3990(ラジアルタイヤ装着車は4010、ピックアップは3890)mm、全幅1395(ラジアルタイヤ装着車は1460)mm。

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上の2点は1985年11月、アメリカで発売された1986年型「SUZUKI SAMURAI」のカタログ。SAMURAIは当初アメリカ市場向けに開発されたモデルで、SJ413をベースにトレッドを90mm拡大して前1300mm、後1310mmとして、操縦安定性の向上を図ったモデル。G13A型1324cc 64hp/10.2kg-mエンジン+5速MTを積む。1985年8月、スズキはアメリカに四輪車販売会社「スズキオブアメリカオートモティブ社(Suzuki of America Automotive Corp.)」を設立。11月から「SUZUKI SAMURAI」を発売した。

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上の3点は2000年2月にスズキオートドイツ社(SUZUKI Auto GmbH Deutschland & Co. KG)から発行された「SUZUKI SAMURAI」のカタログ。バンとピックアップがあり、エンジンはG13B型1298cc直列4気筒OHC 51kW(69ps)/6000rpm、103N・m(10.5kg-m)/3500rpmおよび1905cc直列4気筒ターボディーゼル46kW(63ps)/4300rpm、114N・m(11.6kg-m)/2500rpmが設定されていた。
 ジムニーの1.3ℓエンジンは、欧州の一部で1300ccを境に税金が高くなることから、1989年7月生産車以降G13A型1324cc(ボア×ストローク:74×77mm)のストロークを1.5mmつめたG13B型1298ccに換装されている。

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上の2点は1984年11月、輸出向け1.3ℓ車(SJ413)より数カ月遅れで発売された「ジムニー1300(JA51)」のカタログ。G13A型1324cc水冷4サイクル直列4気筒OHC 70ps/5500rpm、10.7kg-m/3500rpmエンジン+5速MTを積む。G13A型エンジンはシリンダーブロックにアルミダイキャストを採用するなど、各部に軽量化を図り、整備重量78kgを実現している。フロントサスペンションにスタビライザーが追加され、フロントブレーキにはバキュームサーボ付きディスクブレーキが採用された。運転席周りでは3本スポークのステアリングホイール、新デザインのインストゥルメントパネルにはタコメーターが装着された。サイズはホイールベース2030mm、全長3355mm、全幅1465mm、最低地上高215mm。タイヤは全車195SR15ラジアルを履く。初めて乗用タイプのワゴンが設定されたモデルバリエーションと価格は、ハーフメタルドア(GKL)109.5万円、フルメタルドア(GML)111.5万円、バン(GDL)119.9万円、乗用ワゴン(GWL)132.5万円。

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上の2点は1985年12月、マイナーチェンジと同時にパノラミックルーフ・ワゴンを追加して発売された「ジムニー1300」のカタログ。主な変更点はハロゲンヘッドランプの標準装備、助手席シートスライド機構の採用、ワゴン車の分離可倒式後部座席の採用、幌型車の幌の色を黒⇒白への変更など。モデルバリエーションと価格は、ハーフメタルドア(GKL)111.5万円、フルメタルドア(GML)113.5万円、バン(GDL)121.9万円、乗用ワゴン(GWL)135万円、パノラミックルーフ・ワゴン(GYL)137.5万円。

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上の2点は1986年1月、ジムニー550シリーズに追加設定された「ジムニー550EPIターボ(JA71)」。エンジンはジムニー550シリーズ初の4サイクルを採用。さらにEPI(Electronic Petrol Injection:電子制御燃料噴射)ターボを装着したF5A型543cc水冷4サイクル直列3気筒EPIターボ42ps/6000rpm、5.9kg-m/4000rpm+5速MTを積む。モデルバリエーションと価格は、ターボ・フルメタルドア(JMU)104.7万円、ターボ・バン(JCU)112.4万円。NAエンジン車(SJ30)も併売され、ハーフメタルドア(FK)81.7万円、フルメタルドア(JM)87.2万円、バン(VA)90.4万円、バン・デラックス(JC)95.9万円。

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上の2点は1987年11月、ジムニー550シリーズに追加設定された「ジムニー550EPIインタークーラーターボ(JA71-3)」。ターボ車にインタークーラー装着車およびハイルーフパノラマウインドー車が登場。同時にフロントグリルのデザイン変更、インストゥルメントパネルを一新するなど内外装をドレスアップしている。エンジンはF5A型543ccインタークーラーターボ52ps/7.2kg-m(ネット)。モデルバリエーションと価格はEPIインタークーラーターボ車のフルメタルドア(JMU)109.4万円、バン(JCU)117.1万円、パノラミックルーフ(JYU)119.6万円、およびインタークーラー無しのEPIターボ・バン(JCZ)99.5万円。この時点でハーフメタルドア車およびNAエンジン車(SJ30)はカタログから落とされている。

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上の2点は1990年3月、同年1月1日に改訂された軽自動車の新規格(エンジン550cc⇒660cc、全長3200mm未満⇒3300mm未満)に対応して発売された「ジムニー660インタークーラーターボ(JA11)」のカタログ。主な変更点は、フロントグリルのデザイン変更と共に前後バンパーを大型化して安全性を向上。ボディーの強度・剛性も向上した。エンジンは新開発のF6A型657cc水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ55ps/8.7kg-m(ネット)を積む。サイズはホイールベース2030mm、全長3295mm、全幅1395mm、最低地上高205(バンHAは225)mm。タイヤは175/80R16 91Q(バンHAは6.00-16-4PR)。モデルバリエーションと価格は、右頁の上からフルメタルドア(CC)112.2万円、パノラミックルーフ(EC)117.7万円、バン(HA)99.4万円、左頁はバン(HC)115.3万円。

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1991年6月、マイナーチェンジを受けフロントグリルとバンパーのデザインが変更された「ジムニーEPIインタークーラーターボ(JA11-2)」のカタログ。エンジン出力が55ps/8.7kg-m(ネット)⇒58ps/8.8kg-m(ネット)にアップした。モデルラインアップは変わらず、価格は2.3~2.5万円引き上げられている。

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上の2点は1992年7月、ジムニーEPIインタークーラーターボのバン(HC:写真のクルマ)に電子制御3速AT搭載車が設定された。価格はMT車より9.3万円高の131.1万円であった。同時にパワーステアリングがバン(HC)およびパノラミックルーフ(EC)に標準装備された。
 1994年4月にはパノラミックルーフ(EC)にAT車を設定、バン(HA)にパワーステアリングを装備している。

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1995年3月、F6A型直列3気筒インタークーラーターボエンジンの出力が58ps/8.8kg-m(ネット)⇒64ps/10.0kg-m(ネット)に強化された。

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上の4点は1995年11月、ビッグマイナーチェンジを受けて発売された「ジムニー(JA12/JA22)」のカタログ。主な変更点は、前後サスペンションをリーフスプリングから3リンクリジッドアクスル式コイルスプリングに変更して、一層高い走行性能と乗心地の向上を実現した。
 JA12にはF6A型657cc直列3気筒SOHC6バルブインタークーラーターボ64ps/6000rpm、10.0kg-m/4000rpm、JA22にはK6A型658cc直列3気筒DOHC12バルブインタークーラーターボ64ps/6500rpm、10.5kg-m/3500rpmを積む。センタートランスファーにはサイレントチェーンを採用して振動と騒音を低減している。
 外観では、フロントグリル、フロントフード、フロントフェンダー、バンパーのデザイン変更およびバンパーの樹脂化、幌モデル(CC)にスポーツバーとパッド新設など。内装では、インストゥルメントパネルのデザイン変更、コンソールボックスとリアサイドポケット新設、フロントシート形状の変更とシートスライド量増加(+60mm)、サイドドアビームの採用、室内トリムの変更など。
 モデルバリエーションと価格は、軽規格ジムニーに初めて乗用車仕様が設定され、添付写真最下段左頁の上から、ハードトップXC(K6A型エンジン搭載)124.6万円、ハードトップXS(F6A型エンジン搭載)124.3万円、ハードトップXB(F6A型搭載)116.3万円、右頁上からパノラミックルーフYC(K6A型搭載)127万円、軽商用車仕様の幌CC(F6A型搭載)116万円、バンHA(F6A型搭載)99.8万円。価格はすべて5速MT車だが、乗用車仕様には+9.3万円で3速AT車も設定されていた。6モデルもラインアップされるのはめずらしく「どれにするか、新ジムニーならあれこれ迷う楽しみもある。」のコピーがついた。

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上の2点は1997年5月、マイナーチェンジを受けて発売された「ジムニー(JA12-2/JA22-2)」のカタログ。走行中でも、二輪駆動⇔四輪駆動の切り替えがトランスファーレバーの操作のみで行える新開発の機構「ドライブアクション4×4」が搭載された。そのほか内装・外観の仕様が一層向上している。モデルバリエーションは4モデルに整理され、乗用車仕様のハードトップXC(K6A型エンジン搭載、他のモデルはすべてF6A型)125.6万円、ハードトップXL 127.8万円、商用車仕様の幌CC 116万円、バンHA 99.8万円。価格はすべて5速MT車だが、乗用車仕様には+9.3万円で3速AT車も設定されていた。

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上の2点は1993年5月、ワイドトレッド化したシャシーに1.3ℓエンジンを積んで登場した「ジムニー1300シエラ(JB31)」のカタログ。エンジンはG13B型1298cc直列4気筒SOHC EPI 70ps/10.4kg-m(ネット)+5速MTを積む。トレッドは従来のジムニー1300より90mm拡大され「SAMURAI」と同じ前/後:1300/1310mm。ワイドトレッド化にともない、ワイドフェンダー、ワイドタイヤ(205/70R15 95Q)を装着し、クロームメッキホイールの足回りや大型フォグランプ、フロントグリルガード、アルミ製サイドステップなどの装備で、オフロード4WDとしてのワイルドな雰囲気を演出している。価格は137.8万円。ちなみに、シエラ(SIERRA)とは、英語で「連峰、山脈」を意味し、自然を連想させるその語源と上質なイメージを与える語感により、サブネームとして採用されたという。

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1993年11月、女性やファミリー層など幅広いユーザーをターゲットに、電子制御式3速ATを搭載したジムニー1300シエラが追加設定された。価格は5速MT車より10.7万円高の148.5万円。

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1995年11月、ビッグマイナーチェンジを受けて発売された「ジムニー1300シエラ(JB32-2)」のカタログ。主な変更点は、前後サスペンションをリーフスプリングから3リンクリジッドアクスル式コイルスプリングに変更して、一層高い走行性能と乗心地の向上を実現した。エンジンはG13B型1298cc直列4気筒SOHC16バルブ EPI 85ps/6000rpm(ネット)、10.8kg-m/3000rpmを積む。弁機構を4バルブ化するとともに、燃料噴射装置のマルチポイント化により、最高出力・最大トルクを向上させながら。燃費の向上も果たしている。また、最大トルクの発生回転数も下げ、低速・中速域での運転のしやすさも向上した。センタートランスファーにはサイレントチェーンを採用して振動と騒音を低減している。
外観では、フロントグリル、フロントフード、フロントフェンダー、バンパーのデザイン変更およびバンパーの樹脂化など。内装では、インストゥルメントパネルのデザイン変更、コンソールボックスとリアサイドポケット新設、フロントシート形状の変更とシートスライド量増加(+60mm)、室内トリムの変更など。価格は5速MT車が132.5万円、3速AT車は143.2万円であった。

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2代目ジムニーには「Wild Wind」「Landventure」など多くの特別仕様車が登場した。説明は省略するが、カタログの表紙を並べてみた。

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第1回 自動車カタログ収集ことはじめ

執筆者プロフィール

1937年(昭和12年)東京生まれ。1956年に富士精密機械工業入社、開発業務に従事。1967年、合併した日産自動車の実験部に移籍。1970年にATテストでデトロイト~西海岸をクルマで1往復約1万キロを走破し、往路はシカゴ~サンタモニカまで当時は現役だった「ルート66」3800㎞を走破。1972年に海外サービス部に移り、海外代理店のマネージメント指導やノックダウン車両のチューニングに携わる。1986年~97年の間、カルソニック(現カルソニック・カンセイ)の海外事業部に移籍、うち3年間シンガポールに駐在。現在はRJC(日本自動車研究者ジャーナリスト会議)および米国SAH(The Society of Automotive Historians, Inc.)のメンバー。1954年から世界の自動車カタログの蒐集を始め、日本屈指のコレクターとして名を馳せる。著書に『プリンス 日本の自動車史に偉大な足跡を残したメーカー』『三菱自動車 航空技術者たちが基礎を築いたメーカー』『ロータリーエンジン車 マツダを中心としたロータリーエンジン搭載モデルの系譜』(いずれも三樹書房)。そのほか、「モーターファン別冊すべてシリーズ」(三栄書房)などに多数寄稿。

関連書籍
ロータリーエンジン車 マツダを中心としたロータリーエンジン搭載モデルの系譜
三菱自動車 航空技術者たちが基礎を築いたメーカー
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