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第54回 東京オートサロン2017
2017.1.28

 今回は1月13日(金)~15日(日)の3日間、幕張メッセで開催された、カスタムカーと関連製品の展示会としては世界最大級の「東京オートサロン2017」について紹介する。
 東京オートサロンはカスタムカー文化の確立を目指し、1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、1987年に名称を「東京オートサロン」と改め、今回は35回目の開催であった。今回の出典者数は458社、出展車両台数850台、ブース総数4320小間に達し、3日間の来場者数は32万4400人で、2015年から3年連続で30万人以上の動員を記録している。
 来場者の多くは筋金入りのクルマ好きであり、近年、カーメーカーも高い宣伝効果が期待できることから積極的に出展し、その規模は年々拡大している。ここでは、会場で配布されたカーメーカーのカタログを中心に紹介する。

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上の2点は会場マップと熱気あふれる会場風景。年々膨張していく会場の広さは、1週間ほどで80歳となる筆者にとって脅威ではある。

◆ダイハツ

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上の4点は、ショーに対するダイハツの本気度を示す「もっと楽しく。もっと自分らしく。」をテーマにした魅力的なショー専用カタログ。往年のダイハツホットハッチ「シャレード デトマソ」「TR-XX」を彷彿させる「SPORZA」、迫力と優美さを身にまとった至高のカスタム「Grand Custom」、もっとシンプルに、ナチュラルに「Beach Cruisin'」、専用ボディーカラーとルーフラッピングで、アクティブな毎日を演出する「CROSS FIELD」の4つのシーンで11台のコンセプトカーを提案していた。

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展示車の1台、熱い視線を浴びる「COPEN SPORZA Ver. by D-SPORT」。

◆スバル

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上の2点は会場で配布された24頁の冊子「SUBARU Spirit - 2017 Special Edition」。会場でお披露目されたコンセプトカー「SUBARU BRZ STI Sport CONCEPT」と「SUBARU WRX S4 STI Sport CONCEPT」の開発ストーリー記事。

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SUPER GT参戦車の「SUBARU BRZ GT300 2016」と、後方は2015・2016年に2年連続クラス優勝を果たしたニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦車である「WRX STI NBR CHALLENGE 2016」。

◆ホンダ

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2017年のSUPER GTシリーズGT500クラスに参戦するNSX-GT。これはエプソン・ナカジマ・レーシングのマシン。エンジンはHR-414E型1995cc水冷直列4気筒DOHC 16バルブ、インタークーラー式ターボ600馬力以上を積む。

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上の2点は会場で日本初披露された、今年の夏日本で発売予定の新型シビック プロトタイプ。上段がType Rで下段はセダン。新型シビックシリーズは、2015年11月の米国でのシビックセダン発売を手始めに、欧州、中国などでも販売を開始し、2016年には北米カーオブザイヤーを受賞している。

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株式会社ホンダアクセス従業員による自発的な活動で製作したカスタマイズモデルが「N Lab.(エヌラボ)」として3台出展された。これはそのうちの1台「S660 Neo Classic Prototype」で、昨年の東京カスタムカーコンテスト2016にてグランプリを獲得した「S660 Neo Classic Concept」の車体サイズや架装内容など、量産検討を行うためのモデル。他の2台は、アクティトラックをベースにした「T880」とヴェゼルをベースにした「VEZEL GEAR」。

◆日野

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日野のデュトロをベースに株式会社モディーによってカスタマイズされたトラック2台が出展された。グラデーションを強調した塗装が売り。

◆マツダ

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マツダはまもなく発売される新型CX-5を表紙に配した、黒を基調とした16頁のすばらしい専用カタログを配布した。

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特別仕様としてのパーツとアルカンターラをコーディネートした「ROADSTER RF CUSTOM STYLE 2017」。

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NA/NB型ロードスターのクラシックレッド(左側)を最新のND型ロードスター(右側)に復刻し、予約期間をショー開催初日の1月13日~2月28日までの期間限定で販売する。

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2006年に米国でスタートしたMX-5 CUPを、2017年に「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」として日本でもスタート。世界同一仕様、世界統一ルールで、アメリカ製のカップカーを輸入し、国内全5戦を予定。国内シリーズ上位者は、アメリカで行われる世界一決定戦に参加できる。

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会場で実施されたマツダカップ授与式の様子。

◆メルセデス・ベンツ

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上の4点はメルセデス・ベンツが配布した8頁の専用カタログ。今年、創立50周年を迎えるメルセデス・AMGおよびスマート BRABUSが勢ぞろいした。表紙を飾るのは2015年東京モーターショーで発表されたコンセプトカー「Vision Tokyo」。

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会場に展示されたコンセプトカー「Vision Tokyo」。

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メルセデス・AMG GT3。

◆日産

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上の3点は日産が配布した専用フォルダーで、ニスモのカスタマイズモデルがラインアップされている。中段のクルマは「SKYLINE Premium Sport Concept」。

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勢ぞろいしたコンパニオンに一斉にカメラを向けるカメラマンたち。クルマは「NISSAN GT-R NISMO N Attack Package」。

◆ルノー

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上の4点はルノーのブースで配られた20頁の「Renault lineup」カタログ。新型トゥインゴ、ルーテシア、キャプチャー、カングー、ホットなメガーヌR.S.273、そして、ルノー・スポール レーシングからはフォーミュラ1レースカーが出展されていた。

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会場に展示されたルノーのフォーミュラ1レースカー。

◆スズキ

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スズキは二輪とのコラボレーションによるレースイメージを持たせた「イグニス モトクロッサー スタイル」「スイフト レーサー RS」、新型スペーシア カスタムZをベースに、迫力をさらに強調し、高級感や重厚感を高めたカスタムモデル「スペーシア カスタムZ プレミアム」などを展示していた。

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上の2点は二輪とペアで展示された、上段が「IGNIS MOTOCROSSER STYLE」下段が「SWIFT RACER RS」。

◆トヨタ

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上の3点はモデリスタが配布した8頁のカタログ。C-HRのカスタマイズモデルと「PRIUS PHV CONCEPT MODELLISTA Ver.」。

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国内初披露された、2017年シーズンのFIA技術規定に準拠したヤリスWRC。1.6ℓ直噴エンジンは380馬力を発生する。

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1月19~22日に開催された、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)開幕戦ラリー・モンテカルロで、TOYOTA GAZOO Racingのヤリマティ・ラトバラ(ヤリスWRC)が2位でフィニッシュ。ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC)は16位で完走を果たした。その結果、TOYOTA GAZOO Racingは18年ぶりのWRC復帰戦で、マニュファクチャラーズ選手権ランキング2位と、幸先の良いスタートとなった。

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歴代のWRCで活躍した車両も展示された。これは1995年の第43回サファリラリー優勝車、セリカGT-Four。

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LEXUS GAZOO Racingが、2017シーズンからSUPER GT GT500クラスに、従来のLEXUS RC Fに替えて投入する「LEXUS LC500」。

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LEXUS GAZOO Racingが、2017年シーズンに日本と米国で開催されるGT3カテゴリーのレース参戦に投入する「LEXUS RC F GT3」。

◆その他

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トヨタ東京自動車大学校からは「海車(うみしゃ)」の名前で、女性や子供たちにも楽しんでもらえるよう、海底ジオラマや水族館、飛び出すイルカや浮かんだ島などの「海の情景」を、1台にギュッと詰め込んだクルマが展示されていた。ベースは2001年式bBオープンデッキ。

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R30スカイラインのバンパー、サイドモール下部の黒色の部分をすべてカーボン素材に交換する「カーボンツートンキット」が発売されていた。

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NAKAGAWAのブースに登場した、全身にスワロフスキーのクリスタルをまとった「ランボルギーニ・ムルシエラゴ」。

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懐かしいトライアンフT.R.3スポーツ。

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今でも根強い人気のR32 GT-Rが3台並んで展示されていた。

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FALKENは2015年からRed Bull Air Race日本大会に協賛しており、アジア人初のエアレースパイロットである室屋義秀選手をスポンサードしており、彼の愛機ZivkoAeronautics製Edge 540を展示していた。ちなみに、室屋選手は昨年6月の千葉大会で念願の初優勝している。

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執筆者プロフィール

1937年(昭和12年)東京生まれ。1956年に富士精密機械工業入社、開発業務に従事。1967年、合併した日産自動車の実験部に移籍。1970年にATテストでデトロイト~西海岸をクルマで1往復約1万キロを走破し、往路はシカゴ~サンタモニカまで当時は現役だった「ルート66」3800㎞を走破。1972年に海外サービス部に移り、海外代理店のマネージメント指導やノックダウン車両のチューニングに携わる。1986年~97年の間、カルソニック(現カルソニック・カンセイ)の海外事業部に移籍、うち3年間シンガポールに駐在。現在はRJC(日本自動車研究者ジャーナリスト会議)および米国SAH(The Society of Automotive Historians, Inc.)のメンバー。1954年から世界の自動車カタログの蒐集を始め、日本屈指のコレクターとして名を馳せる。著書に『プリンス 日本の自動車史に偉大な足跡を残したメーカー』『三菱自動車 航空技術者たちが基礎を築いたメーカー』『ロータリーエンジン車 マツダを中心としたロータリーエンジン搭載モデルの系譜』(いずれも三樹書房)。そのほか、「モーターファン別冊すべてシリーズ」(三栄書房)などに多数寄稿。

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